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3/4/24

3月後半の色彩ワーク【クレパスでいろんな音を色や形で表現しよう】

「音」は色と同じように、
さまざまなイメージに変換することができます。

今回はいろんな種類の音や音色を聞き、
浮かんだイメージをクレパスを使って
色や形で表現しました。

まずは音を聞いてどんな色や形がイメージできるかを
みんなで体験しシェアします。

目を閉じて音だけに集中する状態を作り、
音を全身で感じます。

どんな音が聞こえたかな?
どんなイメージが浮かんだかな?

感じたまま言葉にして伝えてもらいます。

次に48色の色どりカードの中から
音のイメージに合う色を1色選んでもらいます。

48色もあると選ぶのに迷ってしまうのかなと思いますが、
案外すぐに「これ!」と選べるこどもたち。

きっと音を聞くとすぐに色が浮かんだのでしょうね。

更に、27種類ある形チャートからも
イメージにピッタリの形を選んでもらいます。

こちらはお父さんお母さんにも参加してもらいました。

同じ音を聞いても選ぶ形は人それぞれ。
親子でも違います。

でもお子さんは四角を選んで
お母さんは長方形を選んだりと

どことなく親子で感性が似ていて興味深かったです♡

音を色と形で表現する面白さが感じられたところで、
今回のメインワークのスタート

30〜40秒程度の異なる3種類の音色を聞いて鑑賞し、
真っ白な用紙に25色のクレパスで
浮かんだイメージを自由に表現します。

1曲目は、爽やかなピアノの音色のメロディー♪

音色を聞いてすぐに色を手に取る子
じっくり何度も聞いてイメージを膨らませてから取り掛かる子

ルールもお手本もないからこそ、
自由な自己表現ができます🧡

作品ができた後は、発表で言葉で伝えてもらいます。

制作をしている間、
講師や保護者はそれぞれのこどもたちの様子を見て
「この子はこうやって表現するんだ〜」と
観察することができますが、

当のこども達は制作に夢中で
他の子がどのように感じて表現したのかは
発表の時に初めて知ることになります。

自分との作品の違いに驚く部分も😊

「自分はこんなふうに感じたけど、
この子はこんなふうに感じていたんだ!」と
発見することで

「感じ方は人それぞれ」
「違いを楽しむ」
という多様性の概念が、体験を通して育まれていきます。

鉄琴のような優しい音色の2曲目♫
チェロのような重厚感のあるゆったりとした音色の3曲目🎶

今度はお父さんお母さんにも参加してもらって、
鑑賞&制作、そして発表まで一緒に行いました。

あるお母さんは、
「自分はこんなふうに感じたけど、娘ちゃんの制作する様子を見て
もっと違うイメージが湧いてきた!」
と、自分の作品に追加して描き加えていました。

あるイメージを作品で表現し、
その作品を見た人が更なるイメージが膨らませて
自分の作品に反映させる

これまさに、美術館で著名な絵画を鑑賞する感覚と同じ!
この小さな教室の空間でも体験できるんです。

こどもも大人も、みんなアーティスト✨

似ているところ
違うところ

それぞれの世界観や感性をたっぷり堪能できる時間となりました。

実はこのワーク、
以前に講師自身も生徒側として取り組んだことがあります。

その時感じた感覚は、改めて音色を聞いても鮮明に蘇ってきますし
選んだ色や表現した形もすぐに思い出せます。

そのくらい、イメージと音と色の関係性というのは相関性が高いのです。

感じたことを色で表す・色で表現する
すると記憶にも残りますし、
感覚としてもしっかり刻まれます。

レッスンで行う色彩ワークはただ遊んでいるだけのように見えますが、
確固たる刺激としてしっかりとお子さんの脳と身体に吸収され
自分という「芯」の部分を作る上で大事な役割を果たしてくれます。

***

そんなとっても奥が深い色彩知育、
始めてみませんか?

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こどもの知識欲と好奇心をかき立てる
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見守る大人たちも興味津々で
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