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30/6/23

6月後半の色彩ワーク【キラキラ光るうろこの魚を作ろう】

「芥子色や黄土色が光ると、金色になる」
そんな視点で色を捉えたことがありますか?

今回のテーマは「キラキラ」

光を反射するキラキラした素材とねんどを使って、
キラキラ光るうろこの魚を作りました。

同じ色でも、光るだけで色の見え方が変わります。

まずはキラキラ光るモールやツイストタイを
じっくり分析しました。

光ったらこの色に似ているかなと
頭の中で想像しながらの
高度な色合わせです。

色は感じるもので人それぞれ違うため、
一つの正解が用意されているわけではありません。

自分を信じて、
「この色!」と指を指してもらいます。

周りの子が
「えー、こっちじゃない?」と言っても
変えることはしません。

「〇〇ちゃんはこの色だと思ったんだよ」と
意見をそのまま受け止めます。

多様性を認める
自分とは違う他者の意見を受け入れる

大事なことだからこそ、
言葉で伝えるより実体験で学び
自分の中で育ててもらいたい感覚ですよね。

「にじいろのさかな」という絵本をご存知ですか?

にじいろに輝くうろこを持った世界で一番美しい魚

ひとりぼっちで孤独な彼が、

幸せになる方法を見つけるお話です。

この絵本を紹介した後、
白いねんどに好きな絵の具を混ぜて魚を作ります

絵の具を直接ねんどにつけて
ひたすらこねこね…

初めは手に絵の具が付いて
戸惑っていたこどもたちも、
ねんどに色が混ざっていく様子に夢中に

絵の具の量を微調整しながら、理想の色に近づけようとする子
この色とこの色を混ぜたらどうなるかな?と実験する子

あちこちで「先生見てー!こんな色になった!」
と声が上がります。

続いて、キラキラの素材をうろこに見立てて
魚をデコレーション

先ほどと打って変わって、真剣な表情のこどもたち

深い集中力で取り組んでいて、
教室がシーンと静まりかえりました。

平らな魚
細長い魚
ヒレや口の形まで再現された魚

どれも個性やオリジナリティ溢れる
素敵な魚たちばかり

最後に、
キラキラ光る魚に負けないくらいの
キラキラな笑顔で発表してくれたこどもたち

自分で一から考えて作り上げた作品だからこそ、
自信を持って発表ができます。

その堂々とした様子は
お父さんお母さんが頼もしく感じるほど。

子育ては毎日いろんなことがあって大変ですが、
こどもの成長は本当に早いものです。
 
知らないうちにできることが増え、
知らないうちに少しずつ外の世界へ踏み出していきます。

嬉しい反面、少し寂しくも感じますね。

できれば見逃したくないお子さんの成長。

月2回のこども色彩知育教室で過ごす時間では、
日々の忙しさに追われずに、
ゆっくりじっくり
お子さんの成長を見守ることができます。

体験レッスンは随時受け付けております。
ご興味ある方はお気軽にお問い合わせください♪