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25/8/23

8月後半の色彩ワーク【クラシックの音色を描こう♪】

「音色」という言葉があるように、
明暗のイメージなど音にも色にも共通して
トーンや調子があります。

今回の色彩ワークでは、2種類のクラシック音楽を聴いて
感じた色を選んでクレパスで自由に描いてみました。

毎回レッスンの始めに紹介する、ワークのテーマとなる色どりカード。
今回はなんと全部で27色!

鮮やかなトーン
明るいトーン
暗いトーン

それぞれのトーンに分けた色を観察し、
どんなイメージが伝わってくるかを話し合いました。

「鮮やかなトーンの色は元気が出るね。」
「明るいトーンは優しい感じでママみたい。」
「暗いトーンの黒はかっこいい!」

こどもたちからたくさんの言葉が出てきます!
まだ上手にお話しできない子でも大丈夫。
カードを指差しながら、自分の意見をしっかり伝えてくれます。

たくさんの色を見比べてトーンの違いを感じたら、
本日のワークの紹介。

「今日は耳を使って色を塗ります」と言うと、
こどもたちは???の顔。

「えぇー、耳にクレパスを刺して塗るのー!??」と驚くこどもたち。
突飛な予想に大人は大爆笑!
こどもの発想の豊かさに、改めて感心します。

テーマとなるクラシック音楽は
・パッヘルベルの「カノン」
・ベートーベンの「交響曲第5番 運命」

2つの曲をそれぞれじっくり聴いて、曲のトーンから色を感じて自由に塗ります。

まずはパッヘルベルのカノン♪

軽やかな美しい音色を聴いて、優しい表情になるこどもたち。
様々な色を選んで、クレヨンを持つ手も軽やかに動きます。

続いてベートーベンの運命♪

冒頭のダイナミックな音に表情がさっと変わるこどもたち。
「怖い」「びっくりした」と言いながら不安げな表。

カラフルに表現した1曲目に比べて、
1~2色の少ない色で曲のイメージを描く子が多かったようです。

発表では、曲を聴いて
どう思ったのか
どんな色に感じたのか
どう塗ったか
を中心にみんなに伝えてもらいました。

2枚の絵を並べてみると、曲のトーンの違いが一目瞭然ですね。

耳で聴いて、目で色を選び、感じたままに手を動かす
まさに五感をフル回転させて取り組む、色彩ワークでした。

「音を聴いて色をイメージする」

簡単そうに見えますが、そこにはたくさんの想像力が必要です。
そしてそこには正解も不正解もありません
感じたままに表現して良いのです。

感じ方・色の選び方・表現の仕方、全てが自由です。
自由に表現していいよと言われても、大人は知識や理論が先に浮かんできて
なかなか真の自由を体感することは難しいですよね。

でもこどもたちは何の制限も縛りもなく、
感じたまま自由に表現してくれます。
羨ましいくらいに自由を心から楽しんでいます。

*

学校生活に日々の子育てに親も子どもも忙しい毎日、
2週間に一度のストレスフリーな自由な時間を
お子さんと一緒に楽しみませんか?

こども色彩知育教室Ailesでは、随時体験レッスンを受付中です。
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